コンデンサの基本機能

コンデンサの基本的な機能としては、大きく分けると2つあります。
一つは、電荷を貯めることで、もう一つは、直流は通さないが交流は通すということです。

コンデンサの使い方

(1)放電回路での使い方

放電回路は、コンデンサに蓄えた電荷を放電させることで接続されている負荷を動作させる回路です。

この回路では、スイッチを電源側に接続するとコンデンサは充電され、電源電圧にまで電荷が蓄積すると充電は止まります。スイッチを負荷(電球)側に接続するとコンデンサは放電を開始し、電球は点灯します。大電流を瞬時に放電できることから、カメラのストロボなどに使用されます。

(2)平滑回路での使い方

平滑回路は、交流電圧を整流した後の脈流を滑らかにし、直流に変換する回路です。

交流の入力電圧を整流素子で整流(回路例では全波整流)した電圧の波を、コンデンサによって平坦な電圧波形にします。交流から直流を作る電源回路には、よく用いられます。

(日本アイアール株式会社 技術ライターN)